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ウランガラス - 妖精の森ガラス美術館 -

ウランガラスについては、アンティークの器などで、
少しの知識はありましたが、その専門美術館が、
国内に創られていたとは知りませんでした。


鳥取県と岡山県の県境にある人形峠の近くです。
訪れた日は、1月にしては暖かな日が続いた時でしたが、
こんなに雪景色。いつもはもっと雪深いみたいです。
今回は、ラッキーにも、スタッドレスやチェーン無しで、
訪れる事ができました。



okutu.jpg


そんな人形峠のすぐ手前、に妖精の森ガラス美術館がありました。

glass.jpg


ほんとに小さな美術館で、収蔵品は、そんなに多くは無いと思います。
しかし、ウランガラスに限って集められた美術館は、そうそう無いですし、
それより嬉しいのは、現在も、ここに併設されているガラス工房で、
ウランガラスを制作されていて、ミュージアムショップで購入する事も
できるという事なんですね。

少量のウランを着色剤として使用したウランガラスは、自然光では、
ごく淡い黄緑色、紫外線下では蛍光のグリーン色に妖しく輝きます。
夜明け前の青い光の中では、本当に妖精の輝きといった風情に
光る美しいガラスなんですよね。

しかし、何故、放射性物質であるウランを使って作るウランガラスが、
ここで作られるようになったかというと、人形峠で昔採掘されていた
ウラン鉱石の残りを使わせてもらっているというお話でした。
(通常は使用できないと思います。)



人形峠は、国内でウランが採掘できる鉱床の期待が高まり、
その関係から1950年代後半~1960年代頃に、ウラン鉱石の
採掘と試験的な精錬が、当地で行われてた場所でした。

採算が取れない事が判明し、代わりにそこで海外から
輸入したウランの製錬・濃縮試験を始めたそうです。
しかし、掘り出した残土や鉱口からの放射能汚染の問題を
長く抱えてる事になってしまった・・・。
原子力発電所だと、放射能漏れなどの事故に敏感ですが、
ここの残土、鉱床問題は、数十年に渡って、信じられないレベルの
放射性物質が、野ざらしにされてたんですね。

私も鉱物を使って作品を作ったりしてる訳ですが、
地中深く埋まっているものを、大量に掘り出すという事の
危険性を考えれば、本当に大切に少しずつ作っていきたいと
思ったりします。

そもそも地中というところは、表層で浄化されなかった物質が、
長い年月をかけて高温、高圧下で、変性や結晶に生まれ変わる
そんな場所のように思うのです。
美しい鉱石や有益なエネルギー源を採掘するのと同時に、
悪影響をもたらす物質を一緒に掘り出してしまう可能性も
大きいと思いました。




上のような雪深い山奥にあり、スキー場も近くにあるので、
しょっちゅう、この近辺に、そうとは知らず訪れてた方も
いらっしゃるのではないかなぁ・・・。


その顛末に興味がある方は、どうぞググってみて下さい。
私もこの美術館に行かなければ、詳しく調べて知る事も無かったと、
そう思います。
そういう意味でも、この美術館は意味の大きな美術館ですね。



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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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